「社長になりたい、お金持ちになりたいなど、誰もが思うようなことを昔から思っていました。グッドマンサービスの面接の時にも社長に向かって、ゆくゆくはこの会社の社長になりたいと言いました。笑」
冗談めかして答えてくれましたが、この先経営側の人間になりたいと素直に思っていたそうです。入社時から社内の人材育成がしたいという目標も持っており、それも経営側の人間に必要な能力だと考えてのことだったそうです。
「創業から売上が伸び続けている新進気鋭のベンチャー企業で人材育成をやっていたとなれば自分のこの先にも有益だし、人材育成に関わればこの会社をもっと大きくしたいと自分自身が思えるようになっているかもしれないと思いました」
育成をする立場になるために、今の仕事で誰にも文句を言われないほどの結果を残すことも重要だと考えたと言います。
「1年目で社内の新人賞を獲得し、2年目は前年度の2.5倍の売り上げを達成しました。個人の売り上げだけでなく、業務改善案を提案するなど、社内全体の売上にも貢献できるように取り組みました」
このような働きを評価されて、入社3年目にして当時40名ほど在籍していた部署に3人しかいないチームリーダーに抜擢されます。
元々は、個人主義で会社の利益まで考えられるタイプではなかったという興津さんですが、グッドマンサービスの先輩方のおかげで考えが変わったそうです。
「入社当初は先輩全員に同じ質問をして、良いものだけをとってやろうなどと考えていました。そうすればこの会社のオールスターのような知識を持つことができると思ったからです」
そのつもりで話をしてみると自分とは全く違う考えの人がたくさんいることに気付いたそうです。
それは言われたことを100%頑張れる人や、細かくて口うるさいけどどんな後輩に対してもそれを続けている人など、自分にはできないと思うことをやっている人たちで、尊敬できる先輩だと言います。
「同僚の社員に刺激を受けたことで仕事をもっと頑張ろうと思えたし、会社が好きになりました。そして会社全体としての利益を上げることも考えられるようになりました」