「来日した理由はバイクレーサーになるためでした。中国にいた時はバイクの事ばかり考えていて、特に日本のバイクに夢中でした。中国では1000ccなどの大型バイクに乗ることができないので、日本に行くことを夢見ていました」
来日したのは高校3年生の時。近所の友人が日本への留学の話をしていることを聞きつけて、自身も留学を決意したそうです。
「来日してからは学校に通いながらバイクレーサーになる方法を調べていましたが、あまりに壁が高く諦めるしかありませんでした。
5年間学校に通って日本語を覚えましたが、最初は電車の乗り方もわからないなど、困ることが多かったです」
来日の経緯からも牛さんの行動力の高さが伺えますが、日本では夢を追いながらもしっかりと学校に通い日本語を覚えたそうです。
しかし社会人になると、覚えたと思っていた日本語でも苦労をしたといいます。
「働いて気付きましたが、日本語学校で習った日本語は日常会話程度で、ビジネスで使う言葉は全く別物でした。特にメールの文面は難しく、働きながら覚えていきました」
このような経験から、異国での大変さを身にしみて感じたという牛さん。グッドマンサービスでは、自身が苦労した経験を活かして、外国籍のスタッフと企業の架け橋として活躍しています。