「旅行好きと言う部分やグローバルな環境で働きたい、また人に感謝される仕事がしたいという想いもあり客室乗務員をしていました。前職では人命を預かる仕事なので、各々仕事をすることはあまり良しとされず、いかにマニュアル通りに動けているか、いかに周りと足並みを揃えて動けているかという部分が仕事の評価に繋がっていました。」
自身の夢でもあった客室乗務員と職に就いていた山田さん。そこでの仕事というのは、個人が活きる仕事ではなく統率を重んじ、全てにおいてマニュアルが最重視される仕事でした。
「例えばですが、お茶の出し方ひとつゴミの回収の仕方ひとつとっても全てにおいて、マニュアルが徹底されていました。目の前のお客様の為を想った時にこうしたい、ああしたいという考えがあってもそれはできない環境でした。」
全ての動作や業務においてもマニュアルが徹底されていて、自分で考えた最適解が行えない中でも日々業務を行っていた山田さん。その日々の中で転職を考えるきっかけに至ったことがあったと言います。
「人命を預かる大切な仕事なのでマニュアルの大切さは理解していましたが、先輩社員によってはやり方を変える先輩もいました。本来はお客様にサービスをして喜んで頂きたい、空の旅を良いものだと思ってもらいたいと思って始めた仕事でしたが、いつしか先輩が気に入るように仕事を行っていることに気付きました。」