未経験での入社でしたが、グッドマンサービスでの仕事内容は入社前に想像していた通りでした。事前の説明や先輩たちの指導も丁寧だったこともあり、入社後に何か困ることは特になかったといいます。
むしろ、 出張で年に何度も全国の観光地にも行けるなど、うれしいことの方が多かったそう。そんな入社当時の藤川さんがやりがいを感じたのは、 スタッフの方がリゾートバイトに行くことで何かを得てくれたときでした。
「リゾートバイトは沖縄の方が鞄ひとつで北海道に働きに行くというような非日常的な体験ができる仕事です。行ってみたかった場所や、初めて訪れる場所で、一生付き合える気が合う友達ができたり、リゾートバイトをしていた雇用先に家族と遊びに行ったなど、リゾートバイトを通して新しいつながりができたり、世界が広がったという後日談を聞くと、この仕事をしていてよかったなあと思います」
スタッフの方によい体験をしてもらうためには、何より危機管理能力が大切だと藤川さんは考えています。人材派遣という仕事は、「人」を扱う仕事なので想定外のトラブルもよく起きます。人の性格や派遣先の環境などを鑑みて、少し過剰なぐらいに困りそうなことや、起こりうるトラブルについて考えておくことで、未然にトラブルを防ぐことが重要になります。
「例えば派遣先が決まっても、着任日まで不安なまま過ごしている方もいます。リゾートバイトは初経験の方も多いので、着任前にもしっかりフォローに入ることで気持ちよく仕事に入ってもらえます。やはり不安を覚えながら着任するのと、不安が解消された状態で着任するのでは、その後のトラブル率も変わります。相手の方の性格や心情をしっかりと読み取り、それぞれにあった対応を心掛けています」
例えば、スタッフが不安な気持ちでいるのにフォローをしないでそのままにしていると、最悪の場合、着任日に仕事先に行かないというケースもあるそうです。それは当然スタッフにとっても雇用先にとっても良くないこと。会社にとっても不利益になるため、藤川さんのような丁寧なフォローが重要になってくるのです。
また、スタッフの方の中にはもちろん女性もいるため、女性ならでは目線でスタッフのニーズに応えていくということも多いようです。 リゾートバイトに行く上でお給料や休日の楽しみはもちろん大切ですが、女性ならではの付加価値を感じられる施設で働くこともオススメしています。
「例えば、着物を自分で着付けできるようになりたいと思う女性の方は結構多いんです。そういう方には老舗の旅館などを紹介することで、リゾートバイトを通じて着付けを自然に覚えていただくこともできます。着付け以外にも、普通に生活しているだけでは習得できない、様々な作法を学ぶことができたりします」
実際に着付けを覚えて帰ってきたスタッフの方は、京都旅行に行った際には自分で着付けをすることができたなど、女性としての幅が広がったと感謝メッセージを送ってくれたそうです。